15th anniversary SPECIAL LIVE at 大阪城ホール2019 「IN MY TWON」
ついにこの日が来ました‼︎
10周年の武道館には足を運べず、フジファブリックをライブハウスでしか観たことがなかったのでホールという広さと節目ということで否応無しに胸の高鳴りはいつにも増して鳴り止まず。
そして目先にはフジファブリックへの花束の数々…レキシ!ハナレグミ!斎藤和義さん!
どっひゃー!
嬉々としてウロウロしていたら会場の時間。
開演が迫るにつれ、一曲目に何が来るか頭の中で巡る、初っ端から飛ばして「銀河」「虹」もしくはアニバーサリーとして四季版からの選曲になるかと思っていたら、まさかの
「若者のすべて」
これには驚いた!この曲は名曲かつ代表曲であり最強のミディアムナンバーを持ってくるとは…!ある意味ギアが全開だ。山内さんと曲は年を重ねるにつれ馴染むような味わいが出てきている。
「Green bard」
いやー!大好きです。伸びやかな声がAメロからサビで駆け上がるようなパワーが凄い。最後のイケメン先生こと金澤さん「残像ぉぉぉ」はグゥーと引き込まれて終わるのが鳥肌級。
ここで山内さんのMCで志村さんについて触れる。イケメン先生=金澤ダイスケに結びつく。
「志村正彦!」
バウムクーヘンとともに移し出される儚く美しい志村さんの映像。
そして、アルペジオが鳴り流れたのは
「赤黄色の金木犀」
なかなか聴けない曲。なによりこれを待ち望んでいた。本当にいい曲。情景と金木犀の香りが鼻先に掠めるような雰囲気が詰まっていてグッとくる。
「もしも 過ぎ去りし あなたに 全て 伝えられるのならば それは 叶えられないとしても」
歌う山内さんとスクリーンの志村さんがシンクロして、なんとも言えない感情に。
「ECHO」
金木犀からの流れには堪えられないものがある。メンバーが力強く前進してきたような歩みがこもった演奏。圧巻だったのは山内総一郎のアウトロのギターソロ。鬼気迫るような入魂のプレイに心は揺さぶられ、ただただ見入る。
アコースティックタイムからの後半戦の勢い!フジファブリックメンバー、ギアを上げてくるー。
「Feverman」
ギターリフカッコいいね!こぶしをI Nして歌うところとか歌い手だなーとか思いながら、ギターソロになるとギタリストの表情になる。鳴かすねーギター! 今はそれが一曲のうちに同時に出来るって本当に凄いっす。
そしてそして
「東京」
これね。最…………高‼︎ 何がって、間奏にラップをいれたんすよ。名付けて「総ラップ」このリリックがフジファブリックの曲を挟み込んでエモい。
「桜の季節過ぎる頃さ
週末雨上がって
壇上上手く上がって
東京に住んでいる時がたった
電光石火の早業で
感謝感激雨霰
伝えるのさ15年分のLLOOVEE」
という一部。これはTwitterで誰か知っている方いらっしゃらないかなー。と呟いたら教えてくださり、さらにリリックを書いていた方も素敵な方でフジファブリックファンの優しさが凄まじいです。
きました‼︎
「手紙」
これもですねー。素晴らしかった。山内総一郎さん、そのものであるような、分身みたいな楽曲が大阪城ホールに響き渡るシーンに感動しました。この日のためにあるようで、この先を代表するような曲となった気がする。余談として山内さんの歌う表情が好き。気持ちを込めるように目をつぶり、顔を上げる角度。
とにかく感謝を伝える姿が印象的。ファン・スタッフさん・メンバー。「ありがとうございます」と心深く一曲ごとに挨拶する姿から全身全霊を込めて溢れんばかりに歌う姿にギタープレイでの音まで隅から隅まで本当に隙間ないくらいにパワーを届けるように伝えているのを感じました。
「今日はあなたも、あなたも、あなたも、一人残らず幸せにしていきます!」
この台詞がとても好きです。観終わったあとは本当に晴れやかな気持ちで、また明日から何かはじまるような前向きな力をもらいました。
特別な舞台だけどシンプルで未来を感じさせる普段通りのカッコよさがあります。
フジファブリックというバンドは技術はもちろん音楽を人柄と気持ちで奏でいるからこそ響いてきます。
この先もずっと忘れない思い出に残る夜になりました‼︎
ありがとうフジファブリック‼︎
15周年おめでとうございます‼︎